ジョーディ・ラ・フォージ主任機関士 レヴァー・バートン

インタビュー : vol.1-1 レヴァー・バートン

Question2

『新スター・トレック』(原題:Star Trek The Next Generation)に主演が決まったときのことを覚えてますか?

もちろんだよ。テレビ番組には『Rebop』や『Reading Rainbow』に出演したことがあったけど、テレビ・シリーズは初めてだったからね。実は、『新スター・ト・レック』への出演はとても興味深い展開で実現したんだ。80年代初頭に、『Emergency Room』というテレビ映画に出演したんだけど、それはとてもイケてない作品だった。ただ、プロデューサーの一人がロバート・H・ジャストマンで、私は彼の名前にピンと来たんだ。なぜなら、私はスター・トレック最初のシリーズの『宇宙大作戦』の大ファンで、ロバート・H・ジャストマンは、オリジナル版の共同プロデューサーだったからね。クリエイターのジーン・ロッデンベリー(Gene Roddenberry)と一緒に仕事をした人物として私の脳裏に焼き付いている名前だった。

『Emergency Room』の撮影中、私はロバートと『スター・トレック』についていろいろ話をした。子供のころ一番好きだった作品だったと告白してね。子供のころの私はSF小説をいろいろ読みあさっていた。でも、そうしたSF小説には、私のような外見(黒人)のヒーローなんてほとんど登場しなかったんだ。ところが、ジーン・ロッデンベリーは違った。ニシェル・ニコルス(*「宇宙大作戦」のウラ少尉役 ウーピー・ゴールドバーグが女優になる道を志した役)の起用で、未来ものに黒人を登場させる架け橋を作ってくれた。とても感謝したよ。私はロバートに、『Emergency Room』の撮影現場でそんな話をいろいろしていた。

数年後、ロバートが新しい『スター・トレック』のシリーズの仕事をジーンとすることになった時、私に連絡してきてくれた。「興味あるか?」ってね。私は「1つだけ気になるんだ。ジーンはその番組にかかわるのか?」って聞いた。そうしたら、「もちろんだよ」ってロバートが言ったから、すぐに「出演に興味津々だよ」って答えたよ。それはショックとか驚きという言葉で表現できるようなものではなかった。なぜなら、大きくなって、夢に見た職業である俳優になった自分が、子供のころずっと観ていて影響を受けた番組に出演することができるなんていうのは、素晴らしい経験というか万に一つの可能性以上の大チャンスだからね。無謀な夢が現実になったっていう感じかな(笑)。