ジーンは、最初から盲目キャラを主要登場人物の一人として登場させたいと思っていたようだよ。ジーンは、人種や特徴の多様性を作品に取り入れるのにとても積極的なクリエイターだった。オリジナル版でも、アジア系、ロシア系、そして黒人女性のキャラを登場させた。そして、新シリーズでは、身体障害を持つキャラを登場させようと思っていたみたいだね。そこで彼は、どの部分に障害を持ち、どうすればそれをうまく表現できるかいろいろ模索していたらしいよ。そして、ジーンほかスタッフであれこれ考え、結局、ジョーディが装着するバイザーのアイデアを女性のヘアバンドから思いついたみたいだよ。
私は、自分のキャラが盲目だと聞いてとても興奮した。でも、同時に、感情表現に最も大事な目を終始隠すという考えには戸惑った。最初はものすごく苦労したよ。演技だけじゃなくて、歩くのにもね。目が見えないに等しいから、しょちゅう足をぶつけてアザを作ってばかりいた。バイザーを付けると、視界が恐ろしく狭いんだ。1年くらい経ってやっと、足下が見えなくてもケガをしないで歩ける方法を見出したよ。それは、わずかに見える視界で目印になるものを決め、それから距離を測って歩くという方法だった。そして、目を使わずに演技をする、つまりコミュニケーションするという方法も身につけた。7年間に渡ってこのコミュニケーション法を継続したお陰で、私は以前よりもずっとコミュニケーションを取るのが上手になったと思うんだけど、どうかな?(笑)