
『TNG』第6シーズン放映中の1993年1月より、並行して始まった新たなシリーズが『STAR TREK DEEP SPACE NINE』(略称:DS9)です。これまでは、宇宙船に乗って宇宙を旅するというのが番組の基本コンセプトでした。しかし本シリーズは『TNG』の放映中に企画された作品だったため、共通した世界観の中で、別のキャラクターの登場する作品を求められ、宇宙船ではなく宇宙ステーションを舞台とした物語になったのです。
なお、企画中に原作者のロッデンベリーは急死しているため、原作者が去った後に作られた初のスター・トレック作品ということになります。

『DS9』最大の魅力は、政治や戦争を背景とした重厚なストーリーにあります。シリーズ初期こそ従来の一話完結型を踏襲していたものの、第3シーズン以降は大河ドラマの様相を呈していきます。特にシリーズ後半は、地球が所属する惑星連邦と別宇宙域から来た敵対勢力との熾烈な戦いが、政治的側面を含めて描かれ、その緻密な構成で描かれたドラマは高い評価を受けています。
また、第4シーズンからは『TNG』の人気キャラクターであったクリンゴン人のウォーフ少佐(写真左)もU.S.S.エンタープライズDから転任という形でレギュラー参加し、話題となりました。