2006.03.03
第10回航海日誌
「自宅改造惑星トニー」
「病膏肓に入る」という言葉がある。意味は、病が重くなり手がつけられない、転じて趣味や道楽にのめり込みすぎてどうしようもなくなるという事である。それを象徴するかのごとき事件がイギリスで起こった。
イギリス在住のトニー・オーリーンさんは自宅アパートをスター・トレックのセットそっくりに改装してしまったのだ。お陰でこのトニーさんは10万ポンドの負債を抱えこむ事となった。
最初は冷蔵庫だけ改造のはずが、次第にエスカレートしていき、しまいには室内丸ごとスター・トレックにしてしまったらしい。トニーさんはこのアパートを200万ドルで売り出したが、買手は付かなかったそうである。
ちなみにトニーさんはスター・トレックファンを題材にした映画「トレッキーズ2」にも出演して、ご自慢の家を披露している。スター・トレックを愛する気持ちは称賛に値するが、少しばかり行き過ぎである。
それに比べ、日本にはそれほどのスター・トレック熱がないのは寂しい。宇宙の将来を担う若い人達にももっとスター・トレックを体験して人生の参考書にして欲しいと思って止まない。空想の世界にばかり頼るのは良くないが、宇宙へ飛び立とうという人類の夢に思いをはせる事は決して悪い事ではないと思う。

