今回は、日本大学の附属病院建て替え工事をめぐる事件で資金を流出させた背任の疑いで大学の理事ら2人が逮捕された事について調査していきます。
藪本雅巳氏と井ノ口忠男氏が今回の事件で容疑者となりましたが、まずここで逮捕された大阪の医療法人グループ「錦秀会」の前理事長であった藪本雅巳氏とは一体どんな人物なんでしょうか?
藪本雅巳氏について調べてみました。
左が藪本雅巳容疑者・右が井ノ口忠男容疑者
医療法人グループ「錦秀会」前理事長 藪本雅巳容疑者の経歴や大学は?
藪本雅巳 氏は関西医科大学を卒業後に大阪大学医学部へ入り最終学歴は大阪大学大学院卒業です。
そしてここで医学博士を取得しています。
名前・藪本雅巳(やぶもと まさみ) 生年月日1960年生まれ 2021年10月現在(61歳) 大学院卒業後1995年に父親が70歳で引退を決意していたため、34歳の時に経営を引き継ぐことになり、医療法人錦秀会理事長に就任しました。 医療法人錦秀会は 父親の秀雄さんが1957年に大阪市住吉区・阪和病院として、救急病院として40床で開院しました。大阪各地から救急患者を受け入れ「救急なら阪和だ」と評判になり、1500床と救急病院として大きく成長を遂げています。籔本雅巳氏は副理事長時代に「救急医療は公的な所が台頭しているから、うちの様な民間病院では太刀打ち出来ない。これからは、高齢者対応の慢性期医療に力を入れるべきだ!」と考えていて、父親と毎日の様に経営を巡り喧嘩になっていたそうです。しかしながら、籔本雅巳氏は療養型の病院を作り、看護や介護施設、社会福祉法人など高齢者向け施設などを作り、病院をかなり大きくされたそうです。
その後、関西を拠点に「錦秀会グループ」として3医療法人、1社会福祉法人で6000床のベッドを擁します。
また、PET医療センター、人口関節センターや公益財団法人、NPO法人、学校法人の理事長として難病研究、健康寿命増進、教育にも力を注ぎ、医療界にパイオニア的改革をもたらしました。
そして、錦秀会グループCEOに就任。2021年9月17日付で錦秀会理事長を退きました。
以上が藪本雅巳氏のこととなるのですが、彼は34歳で経営者となりこの様な凄い経歴を持ちながらなぜ背任事件に関わったのかが疑問ですね?
日大背任事件の逮捕裏に誰が関係していたのか?交友関係を調査!
藪本雅巳氏は地元の大阪選出の国会議員に多額の献金をしており、大手企業幹部らとの交遊があったとされています。
元横綱の朝青龍や日大出身の力士である遠藤の支援者として知られ、相撲関係の催しで井ノ口忠男容疑者(64)と並んで写る写真があります。
首相補佐官や秘書官、内閣官房参与など萩生田光一(現・自民党幹事長代行)、中山泰秀、大阪大学医学部大学院教授の森下竜一、橋下徹や松井一郎この辺りの名前も色々と出てきます。
大阪は、日本で治療を受けたいという中国人富裕層のニーズが高いため阪和第二泉北病院に【阪和インテリジェント医療センタ-】という施設を作ったようで何やら政治家との繋がりを元に経営も大きく変わっていった感じがあります。
他にも、 日大の田中英寿理事長・山口組 組長 司忍との写真がありますが藪本雅巳氏の 交友関係は政界や相撲界医療機関などなど幅広い繋がりがありそうですね。
安倍晋三元首相との関係は?
さすがに今回の背任事件で安倍晋三元首相との絡みはないようです。
では、藪本雅巳氏と安倍晋三元首相との関係は?
米国留学時代からの40年来の仲間である加計孝太郎や昭恵夫人の遊び仲間だった35年来の増岡聡一郎(鉄鋼ビルディング専務)ほどではないまでも、相当長く、深い付き合いなのは間違いないようです。
上記の写真を観たとおり藪本雅巳氏は安倍晋三元首相と身近な関係にあったのは間違いないですが、キッカケは親の世代からの繋がりでゴルフに行く仲間になったようですね。
まとめ
今回、日大の背任事件で藪本雅巳容疑者を詳しく調査してきましたが、同様に逮捕された井ノ口忠男氏や側近である田中英寿理事長も深く関係性がありそうなので今後の動向を見守ると共に、こちらの2人も調べてみようと思います。
資産を持っている人物は、良くも悪くも色々とあると感じるのは私だけなのかも知れませんが、どうせ話題になるのであれば良い話題で世間に知られたいものですね。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
コメント